たった一つの空白で全てカラフルにしてしまった
君の宇宙
平行線 向こう側で花が咲いていたって知らずに
夏が終わる

ずっとこんな風に傷つけて
滲んだ指で描いたって今更だろ
きっと

彼方見上げた空に夜光雲が走る
ロケットに乗せたさよならと
このがらくたの歌が
君に聞こえるかい
それで最後と思えたなら

たった一つの現実が青い羽を奪ってしまった
それもいいさ
平行線 向こう側で花が枯れていたって知らない
踏切はない

ずっとそこにあった瘡蓋を剥がした跡の痛みが
それだけが証明だ

その場凌ぎの歌で繋ぐこんな日には
優しげな星が刺さるようで
このがらくたの夜は君だけがいれば
それで最後でいいのに

逆さまの砂時計
ダイヤの帽子
朝焼けの後の夜
そういうものがあればなんて思う

あの日の丘に凪いだ
貴方を見上げて
ロケットに乗せたさよならと
このがらくたの歌が
君に聞こえるかい
これで最後と思えたなら

またいつかの僕ら
何もかも捨てて星を旅しよう
一次宇宙線を追い越して
夜を抜けて
雲を裂いて
月を越えて
遠く消えて

目を覚ました窓の残光が酷く綺麗だ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ゴーストロケット

閲覧数:1,250

投稿日:2020/09/26 17:43:30

文字数:481文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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