ぼろぼろに廃れてしまった神社。
鳥居も傾いて辛うじて神社であったとわかる有様
数人の人間が屋根の落ちた社の前でへたりこんでいる。
はあ・・・抑えたね・・・
なんだかねえ・・・書いてある通りにやったけど・・


南が抜けた。
真っ赤な目の女が唐突に話しかける。
!?・・・
声も出ませんねびっくりです。
封印を守っている建物にしては荒れてるな。
南の番人はやられた。剣を早く探せ来るぞ。

剣?古文にあった剣?ホントにあるのか?
来るって、あの悪しき・・どうのこうというやつか?

どおおおおお!っと背後から異様な雲をともなって
暴風が街の建造物を巻きこみながら近づいてきます。
ついてこい!赤目さん人間連れて社の護符を剣で
たたっ切る、ぱあん 破裂するように光が溢れて
あたりは真っ白 眩しくって何にも見えない。


 
 夜も更けまして。 だめだ、この追跡装置きかない・・
ミクさん追跡班ですが、ただ雑音を発する機器を
散々いじくりまわしてあきらめます。
あの光る雲の下に行こう。家族を取り戻そうとしてるとか、
復讐するようだ。とか軍の幹部の人言っていたから。
家族かあ・・

なんて話してるうちに囲まれてしまいます赤目多数に。
化けるぞもうすぐ! ぐらん と揺れた装甲車
あっという間にひっくり返されてしまう。

出るぞ!剣と銃を持て!
出たとたんにひねりつぶされるんじゃないの!
今度の体は強くできてる。・・・はず。
脱出用のハッチを飛ばせ、爆風で少し時間が出来る!

どん! 吹き飛んだ装甲車のハッチがバケモノ達を
数匹巻き込んで転がります。車から飛び出した面々
愕然としたのかそんな暇はないのか
見渡す限り赤目さん、間髪いれずに襲ってくる
急ぎ造りのコピー武器で応戦です。

バチイ!火花が散って赤目さんひるみます。
ぬらっとした体から ピンク色の液体がもれますが
しゅうううと元にすぐ戻って襲いかかってきます。

効かない!! 
いいから打て!銃を試せ!

ストロボのように点滅する雲の明りの下
ただ襲ってくるバケモノ達を数メートル突き離す
事しかできない武器。なんら進展が望めません。
装甲車にへばりついたまま動けない。
 空高く伸びあがるバケモノ達、一斉に落下して
装甲車に襲いかかります。口を大きく開いて。
くう・・またかああ・・


あそこ!伸びあがったぞ奴ら!人がいるんだ!
番人叫びます。
赤目さんやおらぶっとくて重そうなぬらっと光る
でかい銃を背負い、照準合わせてぶっ放します。

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その7なんです。

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投稿日:2009/12/13 01:42:01

文字数:1,053文字

カテゴリ:その他

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