オルゴーランドのcircusで
頭が蓮の花の少女が居た
それはそれは美しい
桃色の蓮の花の頭
彼女はcircusで見せ物にされ
羽のような歌声で歌う
それを見ていたひとりの発明家
彼女の歌声に恋をした
彼女も発明家に恋をした
しかし恋をすると体が結晶化する
病を患っていた
彼女の頭の蓮の花
大きな桃色の蓮の結晶になった
日に日に弱まる彼女は夢を見る
いつか空飛ぶオルゴールを発明して
あなたの作った音楽を聞かせてと
それに合わせて歌うからと
少女はそれから星になった
オルゴーランドの片隅で
機械仕掛けの蓮の花を作る
それはそれは美しい
蓮の花の形の惑星
発明家は空飛ぶオルゴールを
空に飛ばすことを考えた
星になった彼女に届けたくて
夜通し発明を続けた
音楽を宇宙に飛ばす夢を
発明家は毎晩のように夢に見ていた
空飛ぶメリーゴーランド
その羽を部品に作った
翼の生えたオルゴールを作って飛ばした
空にheartの月が見える夜に
届きますようにと願い込めて飛ばした
羽の生えたオルゴールが空をゆく
機械仕掛けのmelodyが
星空に音を咲かせてく
空飛ぶ歌の発明家
オルゴールの音に合わせて
蓮の結晶が空から降り注ぐのを聞いた
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