マイクの前で ヘッドホン着け メトロノームの刻みとともに
録音ボタン 押した瞬間 君だけの世界が動き出す

TAKE3のWAV(E)流して phonemeのラベル貼り付けながら
境目を見て位置をあわせて 最初の一歩が肝心さ
音色、F0、速度、加速度 箱に包んで並べてみたら
デコボコ道が滑らかになり 足取りが軽くなる

トレリスに隠された マルコフの足跡探す旅へ 君と一緒に

ふたつのステップを繰り返しながら 最尤への道を歩いてゆく
コンテキストの丘 お決まりの木の下
葉擦れの音に隠されたこの実が 生るまで


フルスケールのレンジの中で サチュレーションに気をつけながら
メルスケールの耳に合わせて ストレートに伝わるといいな
プレパレーション、オーバーシュート ハシり、モタりにビブラートまで
君の声から聴こえてくるよ フレームの窓ごしに

五線譜に込められた 君だけのメロディーたちを もっと教えて欲しい

長くて短い記憶を頼りに 半二重の回線繋ぐ
散りばめたカケラを畳みこんでみたら 非線形の光に回帰する

谷を越えて続く漸近線の果てに どんな未来が待っているの
顔も名前もない僕がココにいるのは
あの日の君が このボタンを押してくれたから

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

録音ボタンと顔のないロボット

Sinsy生誕10周年記念で作ったオリジナル曲の歌詞です。
Sinsyのf00005jさんに歌ってもらいました。

耳ロボP様の「耳のあるロボットの唄」をリスペクトした歌詞なので、
HMM、DNN歌声合成についての歌なので、テクニカルタームモリモリです。

閲覧数:150

投稿日:2019/12/26 15:53:27

文字数:526文字

カテゴリ:歌詞

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