雲が陰り始めた 木々のざわめきが彼方へ駆け抜けた
鈍い光を放てば 終わりを告げる命を捧げて空へと紡ぐ
永久に繰り返される終焉の無い宴を
微笑み浮かべる箱庭の番人と手を取り合う
晴れ渡れ どこまでも 叶わずとも願い続けて
返らない 叫びなら 誰の為に響き渡るの
降り積もる 白い雪 少年の温もりを消した
これでもう 終わりなら せめて幸せな夢を見せて
風が頬を撫でては 真実を告げて儚く燃え尽きた
両手を紅く染めれば 少年はやがて声を枯らしてはただ泣き叫ぶ
嘘と虚実を纏い 狂いかけの掛時計
哀しみ積もれば酷く美しいものに見えてる
鳴り響け 鐘の音よ 彼方へと存在伝えて
囲まれた 箱の中 最後はみな消えてなくなる
ひとつずつ 数えても やがて塵と化してゆくなら
刻まれた 想いすら この世界ごと壊してしまう
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