～紅い悪魔～

愛する彼が望むのなら
人々に忌み嫌われても　悪魔と呼ばれても

罪なき者討ち滅ぼす

血に染まりし　我が手は拭いきれぬ
私は地獄に落ちる　けれど後悔しない
時が過ぎて私は　世界を滅ぼし
全てを砕くこの拳に　悪魔が微笑む

この命は　私のものじゃない
愛する　あの人に
全て捧げてきたわ　闇に堕ちても
届かなくても　私は願うの

愛する彼が望むのなら
消えない罪を背負い続けても
正義も悪も必要ない
あの人の罰　私が受ける

愛する彼が微笑むなら
罪で汚れた道も歩けるわ
私の命はいらないわ
あの人の夢　果たす　贄(にえ)でもいい


闇が包み私を抱く

蒼の騎士が　我が首狙うけれど
無力な蒼の騎士には　敵うはずなんて無い
無駄なことと知っても　蒼の騎士の目は
希望を宿しこの私に　挑み続けてる

仲間も散り　全てを失っても
それでも　終わらない
守り捨てた一撃　私を穿(うが)つ
最期の刹那　私は願うの

愛する彼が望むのなら
全ての罪を背負い死のうとも
後悔なんて必要ない
私の望む　世界はそこに

愛する彼が微笑むなら
紅い悪魔と　呼ばれ続けても
命の炎が消えるとも
あの人守る　盾と　剣(つるぎ)になる


地獄への旅路なら
あの人の敵になる　蒼の騎士も道連れに

愛する彼が生きるのなら
全ての罰は　私が受けるわ
命の炎が消えるとも
あの人の敵全て倒す

愛する彼が微笑むなら
終らぬ闇も　進み続けるわ
正義という名の死神が
私の命　奪う　その時まで