Hell spells

もう心の呵責に悩み暗い地獄の底に落ちて飲まれて
身動きの取れなくなって突っ伏した羽虫のような気分で

思い出して　締め付けられるような　心地いいような

むせかえるような思いで今、こんがらがって散らかり果て
分け与えるのは泣き疲れた頬と涙

息をのみ暗がりに消えるささやきは黒く染まる
かき分けるのは発し続けて枯れ果てた音

あまいでしょ


鬱蒼とした粗末で些細な匂いが寒気と嫌悪で嘔吐きつづけ
終わりがなく鬱々と染まる不快で鈍い痛みを掴みはじいて

鬱陶しくて　愛おしくて　止められなくて

頭ん中覗き見るような虫唾の走る赤い声達が
追いかけまわす妄想で支配されていく

勝手に傷つけ傷つけられ染みつくこの価値観は
誰にも分からないまま定義のように語られ

憑き纏うの

淡い期待で浮かれて　あっけなく崩れさって
終始うわ言だらけ

甘いささやきで覆いつくされた身体は感覚を失い
何も感じぬまま膿んで腐食し繰り返して

むせかえるような思いで今、こんがらがって散らかり果て
分け与えるのは泣き疲れた頬と涙

勝手に傷つけ傷つけられ染みつくこの価値観は
誰にも分からないまま呪詛のように語られて


魅入られたの