諦めることが増えた
知っていることが増えた
予測をして満足している
とても平和
井戸を眺めながら蛙が飛び込んだ

君の傷をみた時
君の傷に触れた時
とても嬉しくなっちゃって
とても楽しくなっちゃって
僕は僕がおかしいんだなぁと
僕は傷がいとしいんだなぁと
目を反らせずにいたんだ

さようなら僕の愛した純粋な世界
汚れきった僕には
汚れ切った君が 似合いだろう
さようなら僕の愛した純粋な世界
もう手が生えてしまった
もう足が生えてしまった
どこにでも行けるようになってしまった

認識したものは 全て自分の中の世界にいるよ
忘れることが怖いかと
そんなことを聞いて
忘れることは幸せだと
そんなことを誰か聞いて
嘘だと知って答えるだろう
全て知っているのだと

諦めることが増えた
知っていることが増えた
忘れることが増えた
思い出せなくなりそうだ

海をみていた
一人でずっと
体が冷たくなるまで
一人でずっと

たくさんの使い捨ての記憶を
ただ まだ 一緒に観ていたい
自分の中の世界にいるよ
どこにでもいけるようになったよ
歩いて僕は井戸に飛び込んだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

タイトルはかわず

閲覧数:79

投稿日:2011/08/25 23:41:39

文字数:479文字

カテゴリ:その他

クリップボードにコピーしました