白く雪の降る夜に
A
行き交う人の 白い息
忙しなく でも ほっとした顔
午後6時過ぎの 夕暮れは
温かな 日常の 一コマで
A
とぼとぼ歩く 僕だけが
寒そうに ただ 肩をすくめて
俯いて歩く 帰り道
ふと視線 上げた先 探してる
B
君を思い出す そんな僕が 情けなくて
何かのせいにして 誰かのせいにして
虚しい傷 抉るの
S
粉雪が 隠したモノ
眩しすぎた イルミネーション
二人の心 君の涙
言葉無く 立ち尽くした 二つの影は
もう 届かない 世界を隔てて
A
賑やかになる 街並みは
どことなく 居心地が悪くて
イヤホンで塞ぐ 現実に
目を逸らす 僕はまだ 動けない
B
「君はもういない」 嘘みたいな 事実だから
心の傷跡に 積もる雪の色
儚い程 透明
S
いつだって 隣にいる
そんな君に 甘え過ぎたね
さようならも 言えないほど
君の声 遠く遠く 雪に紛れて
今 この街を 白く染めていく
B
見つめ合うだけで この心が 伝わったなら…
白く濁る息が 暗い空の果てへ
消えていった 静かに
S
粉雪が 隠したモノ
眩しすぎた イルミネーション
二人の心 君の涙
言葉無く 立ち尽くした 二つの影は
もう 届かない 世界を隔てて
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いきかうひとの しろいいき
せわしなく でも ほっとしたかお
ごごろくじすぎの ゆうぐれは
あたたかな にちじょうの ひとこまで
とぼとぼあるく ぼくだけが
さむそうに ただ かたをすくめて
うつむいてあるく かえりみち
ふとしせん あげたさき さがしてる
きみをおもいだす そんなぼくが なさけなくて
なにかのせいにして だれかのせいにして
むなしいきず えぐるの
こなゆきが かくしたもの
まぶしすぎた いるみねーしょん
ことばなく たちつくした ふたつのかげは
もう とどかない せかいをへだてて
にぎやかになる まちなみは
どことなく いごこちがわるくて
いやほんでふさぐ げんじつに
めをそらす ぼくはまだ うごけない
きみはもういない うそみたいな じじつだから
こころのきずあとに つもるゆきのいろ
はかないほど とうめい
いつだって となりにいる
そんなきみに あまえすぎたね
さようならも いえないほど
きみのこえ とおくとおく ゆきにまぎれて
いま このまちを しろくそめていく
みつめあうだけで このこころが つたわったなら
しろくにごるいきが くらいそらのはてへ
きえていった しずかに
こなゆきが かくしたもの
まぶしすぎた いるみねーしょん
ふたりのこころ きみのなみだ
ことばなく たちつくした ふたつのかげは
もう とどかない せかいをへだてて
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