ミックが生まれた日の夜、友人に連絡を入れた。
種KAITOが生まれた(?)事を伝える為だった。
翌日、友人は家に訪ねて来た、私の周りの友人が来訪の連絡を入れないのはデフォだった。
「よっ、連絡入れ忘れてワリ、急いで来たからさ~。」
そう言って爽やかに笑う彼は、優と云う。

本当に悪いと思っているんでしょうか…午前5時ですし…。

ワリィワリィと言いながらはにかむ友人に、休日の睡眠を奪われた私は、少し不機嫌だった。

「ま、ますたぁ…?」
ミックも目を醒ましたようで、電話機の台の陰からこちらを伺っていた。
「おはようございますミック、彼は私の友人で貴方の種を私にくれた方ですよ。」
私が、おいで と言うとミックは怖ず怖ずと私の元に来た。
手を差し出し肩に乗せると、髪に顔を隠してしまった。

「あの種の子か!俺は優だよ、よろしくな?」
そう言うと優は、ニカッと笑った。サーフ系とでも言うのか、優の笑顔はいつ見ても爽やかだった。
優を招き入れ、コーヒーを出し、ミックにはチョコミントのアイスとスプーンを出す。
優はミックを気に入ったようで、アイスを食べるミックをニコニコと見つめている。

ミックは警戒心が強いようで、少しずつ優から離れる。
「優、お願いがあるんです。」
私は、ミックに世の中の色々な事を話してやってほしい、と言った。何せ私は余り出かけないし、休日と言えば読書の人間。
その点、優は小さいながらバーを経営しており、そこそこ繁盛もしている。
「んあ、俺は構わないよ~」
ミックは少し泣きそうな顔をしていたが、仕方なさそうな感じで、優の方を向き直った。

少し考えて、優はまず、自身と私の話しを始めたのだった…。


その日は一日、ミックと優と3人で色々な話しをした、ミックも優に懐いて、楽しそうに話しをしたり聞いたりしていた。

陽が傾きかけた夕方、優は店があるから、と言って笑顔で去って行った。
KAITOの種をもう一ツ私に手渡して―…。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【種KAITO】種KAITOと私 2【亜種に注意】

種KAITOと私 第2夜です、やっとまとめました…orz
やはり小説って難しいですね
長くなってしまい申し訳ありません(´・ω・`)

本家様
http://piapro.jp/content/?id=aa6z5yee9omge6m2&piapro=3msqn9uap2mp5023vaggkibi86&guid=on

誕生日プレゼントを頂きましたー!!!!
http://piapro.jp/content/?id=nbw9p4z465o0qges&piapro=egb7jh21bidffi4ibjjkl37vp6&guid=on

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投稿日:2010/03/06 13:24:15

文字数:828文字

カテゴリ:その他

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