インソムニア(OFFVOCAL)

インソムニアのOFFVOCALです。
BPM123

歌詞

空からこぼれる、淡い蜃気楼
ふたりの退屈な夜に降る星

ファインダー覗くと笑う君がいて
僕の心に風が吹く
目を離せば消えてしまう気がして
夢中で君を追いかけた

軌道を外れた、遠い記憶を
何度も思い返してしまうのはなぜ
空に浮かんでいる月のように

君が夜空に撒いた砂を見て
眠れないまま昇る朝に
君の鼓動を感じる喜びが
不安な夜を塗り替えていく

このまま続くようにそう願っても砂は落ちていく
夏の空と雲に君が白く溶けて消えるようで
汗ばむ手で掴んでいた、君の手のひら

夕立すぎて、土と草の匂い
嵐の中、笑いあった
初めて口づけをしたあの日も
ふたりで見つけた展望台も

予感がした　長袖の君が告げる
後悔などしないで、と

君をさらった夏に置いてきた夜に星が降っても
ただ思い返すために重ねた時じゃ、きっとないから
放課後、展望台で待ちあわせて星をみにいこう
忘れ物拾うようにひとつ、ひとつに名前つけよう
そこにある　僕らふたりだけの未来

さよなら、月から君が手をふる
夢中で追いかけた君と夏の日