消えた 消えた
 消えた 消えた
  死んだ 死んだ
あの 街 は 死んだ



命を削る 煙突
心を削る 鋼鉄
煩いほど小さな足跡
保たれているのは 束縛

空は区切られてばらばら
星は壊されて暗々(くらくら)。

浮かされた硬い匣の中
ガラス玉をひとつ飲み込んで
癒えることない箱庭の疵を
そっと、想って、嗚呼。



(消える 消える)
(消える 消える)
(消える 消える)
(この 街 も)

 × × × 。



瞳を逸らす 深遠
躰を焦がす 曲行
壊したいほどに柔い核心
裏側に魅入られ 燦然

月は育てられて煌々(きらきら)
海は放っておかれて

(…ヨルのアヤしいバケモノ。)

沈んでいく狭い檻の外
こころをひとつ吐き出して
還りはしない小鳥たちを
今日も、偲んで、嗚呼。



(消える 消える)
(消える 消える)
(消える 消えた)
(この 街 は)
もう死んだ。



沈められていく世界の隙間
自分だった全てを手放して
変えられはしない理(ことわり)に
ずっと、背を、向けて。



消える 消える
 消える 消える
  消えた 死んだ

次 の 街 も。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

純白連鎖

創造(つく)り代えられていく世界の話。



「 × × × 。」には言葉を入れても入れなくても構いません。

閲覧数:107

投稿日:2013/09/23 21:45:07

文字数:494文字

カテゴリ:歌詞

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