平然と澄ませど 低迷をいざ行けど
永遠に変わらない来し方よ
センシティブ 生前 精神は繊細で
呪われた過去を悔やむ

福ある青鳥には成れずにまた地を這う
怨念とトラジェディ 嗚咽のシンフォニー
苦しんでも 繕っても 癒えない傷の跡が宿る

爛れた頁に疼いたグランジ
半生への感傷が心を飲み込んだ
一層 一切合切を 零に戻すように
不幸諸共 消したいと思っていた

怠惰に暮らせど 退廃を謳えど
明日は無惨に來るのに
引き摺ってロンリー 脳に徒爾な論理
何もかも忘れ去ってしまえたら

枷となる回想シーンに慣れずにまた血を吐く
望まずとも 時は過ぎて
朽ちてゆくと解っているんだ

揺蕩うレイジー 求めたサルベージ
救われず巣喰った闇で 心が頽れた
一介の我が記憶は 当然を指すように
現からは逃げられないって泣いていた

今更 私を支配するのは
忌まわしき感情だ

大概全部GG なんてことはないし
後悔ばかりの人生など ありふれたものだもの
呪い喰らい泣けど 燃える命の最中なら
延長線上でも未だ道すがら

爛れた頁 孤高のビンテージ
絶えず響いていた雑音を塞ぎ込んだ
幸福の天秤が 均衡を成すように
斃る前に 有り余る仕合わせを

墓まで続く路線の上で