マグカップの中は息苦しい
底を泳ぐ月と星たちは
僕の手によって今流された
黒い影になって夜空へと順にのぼっていく
きらきらと輝けない
それはとても綺麗
退屈な この耳に
臆病者な この肺に
光を今とりこんで
掬って、真白な銀河を
わがままな この瞳に
子どもじみた この舌に
光を今とりこんで
ああひとしずくのその銀河を
逃避行の末に失くした顔と名前
息を吸ってもぼくの声は風の音
もう消えない
思い出せない
知らないあいだに胸の奥は迷路
出口は入口へのとびら
トンネルを出てもトンネルは続く
掴んだものは手の中で溶けた
ああ それは綺麗
ぼくのもの
退屈な この耳に
臆病者な この肺に
光を今とりこんで
掬って、真白な銀河を
わがままな この瞳に
子どもじみた この舌に
光を今とりこんで
ああひとしずくのその銀河を
もしもひとつねがいごとがかなうのなら
なんてばかみたいだ
ずっともっていたら
かんたんになくしそうだから
もうかえしてしまったよ
あのよるのもと
00:00 / 03:45
ミルキーウェイ(off vocal)
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