あなたが知らない街に行っても
住民はあなたのことを知っていて
あなたの噂話で盛り上がっている

あなたはそれをひどく迷惑がっているけれど
冷静に考えてみればものすごい知名度よね
超一流の芸能人と同じくらいの知名度

でもあなたは身なりにはとんと無頓着だから
あなたの身なりを見て多くの人が
あなたを嘲笑う
でもあなたはそんなことは別に気にもせずに
自分の好きなことに夢中になっている

あなたはもう二度と小説を書くことはない
あなたのその固い決意は決して覆ることはない
それを知っていても私はあなたの書く文章が好きなの
あなたは誰もいない公園でひとり歌っている
あなたに知られないように私はこっそり陰であなたの歌を聴いている
あなたの書く歌詞はちょっとヘンテコだけど
あなたらしい文章で
思わず笑っちゃうようなことも書いてあって
そんなヘンテコなところが私は好きなの
私はあなたのような個性的な人がとっても好きなのよ

あなたと付き合うことができたら
あなたと結婚することができたら
きっと幸せな毎日を過ごせるはずだわ
でもあなたは一人の世界が好きな人
自分の世界の中には決して誰も近づけようとしない
たとえ恋人であったとしてもね
それが分かっているから
私はあなたに声をかけることができないまま
静かに見つめ続けている
ほのかな恋心を抱き続けている
声をかけなければ想いが叶わないことを知っているのに

だって私はあなたの世界を邪魔したくはないもの
あなたの世界の中に土足でずかずか入り込むような下賤な人間にはなりたくないもの
だから私は静かに見つめ続けるの
あなたのことを静かに見つめ続けるの
大勢の人があなたのことを馬鹿にして嘲笑っていても
あなたが本当はとっても素敵な人だということを
私だけはちゃんと知っているから

この想いがあなたに届きますように

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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  • オリジナルライセンス

LOVEHOLIC

閲覧数:119

投稿日:2014/01/30 19:26:27

文字数:780文字

カテゴリ:歌詞

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