俺は優、バーをやっている。
バーは家から車で15分ほどのビルの中にあり「White Stripes」って名前だ。
いつも帰るのは朝、うちの種KAITO、「鴉」は起きて待ってる事が多かった。
「ただーいまぁー。」
気の抜けたような声に、俺の腰くらいまでしかない鴉が小走りで玄関へ出てきた。
「マスター、お帰りなさぁぃ。」
全身真っ黒の色白な種KAITO。俺が試しに買った〝イカスミバニラ〟の化身は、女みたいな話し方をするやつだった。
「ねぇマスター?、お風呂にする?ご飯にする?それt―…。」
「わー!わー!」
どこでそんなの覚えたんだ、色々間違ってるだろそれ!!
俺が言うと、鴉は。
「だってぇ、ドラマでやってたんですよぅ…」
と、しょぼくれて言った。あのなぁ…。
「鴉、それは根本的に色々間違えてるから…そういうのは新婚夫婦がやることだ…」
この説明が良くなかった。
「しんこんふうふって、なんですかぁ?」
キョトンと小首を傾げる鴉。何て説明したものか…。
上手い説明が見つからず悩む、長い説明になりそうな気がして、俺は遠くを見た。
コメント1
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ご意見・ご感想
霜降り五葉
ご意見・ご感想
種とか以前にイカスミバニラは美味しいのかどうかが気になります。
みんなチャレンジャーだなぁw
22…実年齢でしょうか。だとするとミッチェル様めっちゃ年上ですねー。
失礼のないように気をつけます!
2010/03/09 13:12:20