あの日から世界は変わってしまった
人の胸に花が咲いて
命の大切さが消えてしまった
抜いてしまえば簡単に死んで
手折ってしまえば致命傷になる
自殺のニュースが絶え間なく流れるラジオを片手に胸を抑えてる

心臓の花を捕まえて
君の笑顔と涙 思い出して
何やってんだって白けて
また今日も生き長らえてる
命の価値が薄くなってゆく
そんな心に頭を抱える
ああ 僕は変わらない

君が笑うように言った
「楽に死にたいと」
痛みも感じない幸せな最後を
「水を与えず枯らせばいい」
僕には無理な話だけど
涙が零れるたびに花を濡らすんだ

君がそうやって笑う度に
この胸が締め付けられて
「なら僕の花を抜いてくれよ」
哭くように言った
「消えてしまわないで」

心臓の花を捕まえて
君の笑顔と涙 思い出して
何やってんだって笑えて
また明日に足を動かす
命の価値が薄くなってゆく
そんな世界で一人生きよう
僕は変わったんだ

君と居れたから

君がいたからだ…

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心臓の花

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投稿日:2022/06/14 16:16:53

文字数:422文字

カテゴリ:歌詞

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