目覚めれば……
何かを捜す 私が存在している(いる)
いつものとおり 朝には弱くて
わずかに香るコーヒーが好き
懐かしい、
気持ちにさせる 彼女が存在している(いる)
あの日のように 私に出逢って
かすかに残る香水が
「好き……?」
通り過ぎて 還る記憶
嗚呼、この世界は環状を辿る
廻る→廻る→廻る→続きなんてない
「……終わりなんてない?」
きっと、
残酷に優しい子が
淋しがりな世界を守ってしまったんだろう
きっと、
泣き虫で強がるから
抱き締めてた世界の代わりに願ったんだろう
廻る世界を
目印にした
偶然じゃない出逢いを
ループしているんだ
その世界を
目覚めれば……
明日を捜す 私が存在している(いる)
いつかみたいに また日が沈んで
ほのかに光る光景が……
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