いつの話だったかな 貴方の隣いた頃？
そんな曖昧な記憶を 辿ってみたの 今夜は
息を失ったはずの感情
鼓膜の余韻 青いキスの後味
影を落とさない
ブルームーン ねぇ、教えてよ
貴方が見せない 本当のあなたを
微酔に隠す 透けて歪んだ愁の想
伝う 艶やかに
お伽話みたいな恋 覚めること無く堕ちてく
逸れた肌 残る微熱 強請る今夜の痕付け
月に照らされる 冷えた感傷
棘 埋めたまま 爛れてゆく奥底
その瞳が 哀しくて
ブルームーン もう、わかってる
綺麗な愛の名 そんなのない事も
不定の雲 手繰る先の残像の声
蕩ける 静寂に
錆びれた声 藍時雨
虚空を満たした 涙のアテはない
臆病な私を許してね。
あぁ…
ブルームーン ねぇ、教えてよ
貴方が見せない本当のあなたを
そして、もう 夜が褪せるその前に
深く沈めて
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