浮花 inst
BPM106
思い出は遠く、遠く、遠く
もう失くしてしまったように
深くまで、日差しさえ届かぬほどに
海に沈んだように
瞼を閉じれば 風を切り走る音が
列車は海の側 僕は揺られるまま
心は躍り もう降りてすぐ
目に映るのはまるで夢、この町を僕は
泡となって消えたいつかの記憶
見渡せば一つ、一つ、一つ
もう数え切れないほどに
泳ぐ影、水面まで海月のように
ただ、ゆらゆらり
思い出は遠く、遠く、遠く
もう失くしてしまったように
深くまで、日差しさえ届かぬほどに
海に沈んだように
幻のような 夢を見ているかのような
この町を僕はふらりと思うまま
そこで会ったのはいつか見た一人
「ねぇ僕らはまるで、はぐれた魚みたいだね」
放送が鳴り響く、祭りが終わる
花咲けば一つ、一つ、一つ
もう数え切れないほどに
見入るだけ、呼吸さえ忘れてしまう
再び思い出せたなら一つ、一つ、一つ
もう失くしてしまわぬように
ただそれは、ただそれは染まっていくように
夏は滲んだように
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