「ああ、やっぱりカッコいいな」
テレビの向こうの彼
本の向こうの彼女
けれどボクの世界は、未だ惨めな現実-リアル-

「あんな風に生きたいな」
思いは膨らむばかり
けれどボクはやっぱ
この部屋に縛られたまま一歩も動けないまま

物語の世界にしか
生きられないボクの心

「これでいいのか」
ボクは言う、僕が言う?
鏡の向こうのボクは告げる
「ハヤク、ソコカラデテオイデ」
わかってる
もう、ほっといてくれよ

「おまえ、気持ち悪いな」
どいつもこいつも言う
そして弾き出される
ボクの居場所は消えた、「外の世界」

もうここから出るもんか
そう思いながらボクは
物語の主人公のように
自分の殻を破ることをいつも夢見てる

いつからだろう?
矛盾を抱え始めたのは

「さあ飛び出せよ」
ボクは重い、思い叫ぶ
漫画の主人公が言った
「出来ないことなんかなにもない」
そうなんだ
ボクの可能性は……

「やれば、できるはずだ」
聞き飽きた言葉
でも、必要なコトだ
気づいたボクの世界は変わる

「これでいいのか」
ボクは言う、僕が言う!
部屋から出たボクは告げる
「ああ、ボクはもう出たよ」
わかってる?
逃げていたら始まらない


ボクの可能性は……

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

no title

昔。ひきこもりしていた自分に宛てて書いたものです。
書いた時には「歌詞」のつもりで書いていたので一応カテゴリは歌詞で。

一歩踏み出せば、案外簡単に世界は変わる気がします。


※文章をそのまま使う場合は名前表記をお願いします。
絵や曲のイメージとして使う際は出来る限りの報告だけで結構です。
報告いただければ拝見しにいきます。

閲覧数:27

投稿日:2011/08/25 16:19:03

文字数:524文字

カテゴリ:歌詞

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