焼けたグラウンドの白線を なぞるように
飛行機雲はただ悠然と 大空駆ける

糸のように伸びるあの雲よ 消えぬようにと
祈り、太陽に手をかざす この糸は何色なのかな

あの日分かち合った体温を 思い出しては
もう二度と会うことはないと 目を閉じ笑う

あの日から二人の間には それぞれの月日が
交わらぬまま 重なってきた
けれど… 今も…

青い憧憬が溢れ出す 水平線の
遙か彼方に弾けてしまえ と透明な大声で

まっさらに白い入道雲 あなたの空からも見えますか
願わくは 清く 天高く クロワッサンのように

世界の始まりから今までに いくつの愛が
咲いてきたかは分からないけど ここにつぼみがひとつ

もしもまた二人の冬を 迎えられたその時は
もう一度この手を取り合って 春までつぼみを包んでいよう
この花は何色なのかな

梅雨も過ぎた夏盛り 蝉の鳴く山木立
木漏れ日の向こうまで走ろう

夕立が降りしきる前に…
暑い夏が錆びつく前に…

この糸は何色なのかな
たどればあなたがいるのかな

あの太陽が沈む前に…

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夏空、夕暮れ。 少年は恋糸をたどる

く … クロワッサン

ろ … ロワッサン

わ … ワッサン

っ … ッサン

さ … サン

ん … んほぉ

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投稿日:2016/06/28 14:18:27

文字数:457文字

カテゴリ:歌詞

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