暗い底群がったネズミのように
私たちは傷つけ合っている
酷く⻘い私の⼿が⽩く濁るほど
絞めても良いよね
満たされないけど
肺を刺す冷たさに恋をしてしまって
⽢い地獄に蝕まれていく
真っ⽩で脆い陶器のような私の
ひび割れに⽬を逸らして
⾜りないから
⼿を切って偽りを纏って
壊れてしまうほどいいね(笑)
“何もないの?”
何もないわ
気付いて私はここにいるんだ
⾃分の顔も⾝体もドロドロになって
⻘い⿃と昏い海へ
遅効性の毒のような苦しみで
息ができないね
まだ⾜りないわ!
このクズのような⽣活を
誰かに認めて欲しくて
六畳に空いた⽳さえも
⾒惚れてしまうから
どうして?
私の⼈⽣を壊したあの⼦は優秀で
⾜りない何かを持て余した
何回⽬?錠剤を噛む⾳が響いて
それでも息をしてしまうの?
⾜りないから
愛を売ってさよならを騙して
壊れてしまうほどいいね(笑)
“何があるの?”
何かあるわ
私は今ここで⽣きている
⾜りないなら
ねぇ私が七⼗億の兵で埋もれてしまう前に
⾒つけ出して唾をつけて
贅沢な欲に溺れても
まだ⾜りなくて
ただ私の居場所が欲しいの
まだまだ⾜りないわ!
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