S
突き刺して 果てたいの 綺麗なままで

A
青い薔薇はどうして 野山には咲けないのよ
城の中 朽ちてゆく運命(さだめ)
奇跡の華 守る 私のお付きの騎士(ナイト)
此処から連れ出して、我が侭は言わないから

B
貴方の光 幸せの種
奇跡のチカラで穢した華の罪

S
突き刺して 散りたいの 綺麗なまま
望み叶えて ーー騎士(ナイト)でしょ?
呪われて 生き恥を晒して
まだ咲き誇れると 思わない

A
風に揺れたパニエ 夜見下ろすバルコニー
街灯り 儚く 揺れてる
世界に近いから 果てるのなら此処がいい
月だけは私を受け入れてくれるでしょう?

B
サファイアなんて 壊してしまいましょう
貴方の瞳が私を映すように

S
終わらせて 貴方の銀の剣(つるぎ)で
毒の鎖を断ち切れる
白百合の花だった貴方はもう
何処にもいない 苦しくて

赦されることないと わかっていたけれど

C
‘‘愛してる” 私は呟き 目を閉じた
優しく狂おしいフィナーレの為に

S
突き刺して 慈しむこともないわ
望み叶えて ーー騎士(ナイト)でしょ?
見届けて 残酷なその瞳で
蒼い呪いにサヨウナラ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

蒼い薔薇を散らして

奇跡の華なんかじゃなかった。
ーー周りの幸せを奪って「奇跡」を起こす、呪いでしかなかったの。

(6/1)
歌詞募集(http://piapro.jp/t/NCBZ)に応募させていただいた歌詞です。前バージョンにひらがな歌詞をおいています。
元は応募用ですが、よろしければお使いください。

中世ヨーロッパ風のファンタジーをイメージしています。

ーーー
蒼い薔薇と呼ばれたお姫様は、国に数々の幸せをもたらした。

戦争での勝利。
例年とは比較にならないほどの豊作。

全てがお姫様の望み通り。まさに彼女のもつ力は、奇跡と呼ぶに相応しかった。

しかしそれは、周りの人の幸福を吸い取ることで、奇跡と呼べるほどの幸運な出来事を起こしていたに過ぎなかった。
お姫様の愛した専属騎士も、無意識に幸福を吸い取られる対象となっていた。

閲覧数:165

投稿日:2014/06/03 23:13:26

文字数:491文字

カテゴリ:歌詞

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