叫拡イマジナリイーパート　カラオケ

「叫拡イマジナリイーパート」


海の果てで　紡がれ消える　雄叫びを聞き

<歌うんだ！>

波のように　強くうねって　大気に潰される

幾つもの物語　輪郭を変えて

あざ笑われても叫べ　その激情　


超声量の　Imaginary part

存在否定？　笑わせないで

調整中と　書いた白紙を

引き千切って　叩きつけるの


超声量の　Imaginary part

限界以前で止まった体

それでも喉を震わせ放つ

「そんな結論、ぶち壊して！！」

世界の果て　俯いたまま

目蓋を　閉じた

何をしても　抗えぬ　定めに在ると

極めつけ　こころ崩れ　影見つめる


電影体の　Imaginary part

自我を失って　声を乱射する

狂い咲いた　赤き姿

存在否定も　厭わない

電影体の　Imaginary part

瞳は全てを　映さないで

声と声で　潰しあって

焦土と化した　世界を見て

＜間奏＞

虚ろな目で　錆びついた声を絞って

焼け落ちた　“平和”を見て

涙落ちた


「こんな世界、馬鹿げてる」

糾弾するべき声すらもがれ

白く塗られた画面の淵で

それでも死ぬまで叫び続ける


音を捨て　Imaginary part

誰かの存在　叫び続ける

砂漠を越え　Imaginary part

大気圏ですら　貫いてく



見えない存在　否定された日々

目を見開いて　虚空に今

全ての“叫び”を　集め放て