今日は　嫌いな雨
空は暗い灰色の景色
そっと　顔をあげたら　君が立ってた

まだ降り止まない
カラフルな傘が町を埋めてる
ずっと　そこにいたのか　君が立ってた

これは涙なのかな
見たかったのはそんな顔じゃないのに

気付かないふりをしたんだ
僕は　弱かったから
こんなに強い雨に濡れても
心は枯れてしまっている

もう聞き飽きた曲
下を向いて　知らないふり
僕に聴こえない声で叫んでる

部屋の中から分からないほど
重く刺さる　雨が降ってる

分からないままでいいんだ
言葉の意味なんて
君にはどうせ伝わらない
もう言い訳も通じなくなる

『もう、大丈夫』　と笑ったの？
君が　消えていく
幻のように　雨に溶けていく

ごめん　もう届かないけど
まだ　踏み出せない
せめて傘は捨てて帰ろう
この涙（あめ）が降り止むまでは