昨日つばさを買ってきた
お気に入りのスニーカーと引き換えだったんだ
緑色したいびつなやつで
それでも確かにとべるんだってさ
あいつらをはるか上から見おろしてやろうか
もう誰に従わなくても
僕は自由になったんだ
このまま
風にまかせてどこまでも遠くへ
はばたいて行けるはずないだろ 君を置いて
追い風にもたれて
見たことない明日へ
はばたいて行く必要ないだろ
君の手をひいて歩いたって
銀杏の並木はもうあんなにも遠く離れて
そういえば
君の手をひくこの手はもう緑色だったよな
気がつけばいびつな姿の少年が一人でたってた
僕は
風に吹かれていつまでも
この場所で立ちつくしてた 時の砂
向かい風に流されてもどれるならすぐにでも
そうしてるさ夢からは醒められず
一人きりで
はばたいてく
はばたいてく
僕は神様になったんだ
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