A
まっくらの路地裏に ぽつんと佇む背の低い少年
大切そうに抱きしめてる籠には 何が入っているんだろう

B
ねぇ、その中を見せて そんなに大事な物なのか?
聞いても唇をきゅっと結んで 無表情 藍色の目

サビ
知らない道を歩いてみたら 偶然少年を見つけてさ
僕を見たら顔をしかめて 焦って籠のふたをしめるんだ
カラフルな星が少し顔を出した

A
記憶呼び起こして三回目 黒い世界を走る細いライン
もう少しってところで何故か 途切れる 消える 拒絶する

B
ねぇ、教えてよ どうしてずっと隠すんだい?
聞いたら俯いてふたをあけた 無感情 灰色の星

サビ
「何色が好きですか たくさんありますよ」 笑顔ふりまいて
気づかれないよう陰に隠れる 少年は人に星を手渡してた
代金はやさしくほっぺたにキス らしい

C
はしごをのぼって雲の上 落ちそうになりながら星集め
誰のためにそんなことをするんだい 危ないだろって言っても
少年はバカだなって僕に言うんだ
「星を運べば みんな僕を求めてくれるんだ」
初めて聞いた声に言葉が出なくて
途端ふらりと少年の体が傾いた

(あぁ)

A
まっくらの路地裏を見つめ返しても 少年はいない
あの日たくさん降ってきた粒は なんだったんだろうな

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

星売り少年

「君はあそこにいたんだね」

※別サイトにて別名義で同様の活動をしています
 同じ作品を見かけても無断転載ではありません

閲覧数:248

投稿日:2011/10/09 23:32:35

文字数:540文字

カテゴリ:歌詞

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