遠い日旅立った 君を想う
その間私が家を守ると心に決めた
小さなこの小屋 何もないが
二人過ごした かけがえのない大切な記憶
ある時 君は
「叶えたい夢がある」と言った
ならば何でもするよ
「いつか二人で旅に出よう」
君の笑顔が眩しくて
だけど期待に応えられるのか
君を外へ出すのが心配で…
夢を叶えた 君を待つ
だけど私は僅かな違和感を覚え始めた
古びたこの小屋 貧しかった
生き長らえて 故郷追われた先の逃避行
あの時 君は
「僕の意見も聞いて」と泣いた
何故か家(ここ)から出られない…?
─多くの金を欲した愚者。
手段選ばぬ許されざる行為。
数多の業を抱えた者の末路は?
全て思い出す 真実の姿
裁きの刃がこの身貫く
眼中映るのは 涙に歪む……
“ 君 ”
『いつか二人で旅に出よう』
君の笑顔が霞みゆく
たとえこの地に縛られていても
君の帰りを待ち続けている
其れが“私”の存在意義
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