
①
夏の前に君と出会った
水色の傘を差している
ついこの間 一人彷徨っていた日々
夢一つ見ずに
光差し込み 雨が止んだら
各駅停車で何処に行こう
濡れた傘から滴が落ちて
君の頬でキラリ輝いた
一輪の花が咲いたよ
荒れ果てた地面は似合わないけど
大切にするから 僕の景色
雨雲から青空に導いてね
笑い声聞きながら駅を過ぎると
昨日までの乾いた心に メグミの雨
②
夏の風が通り抜けた
水色の紫陽花をゆらす
うつむいたまま 一人悩んでいた日々
空さえも見ずに
雲の切れ間に 虹が見えたら
君の手を取って何処に行こう
傘をたたんで 見つめ合ったら
二人の頬が ほのかに染まった
一輪の花が咲いたよ
ありふれた自分はつまらないけど
大切にするから隣にいて
水たまりをよけながら歩いて行こう
同じ歌 口ずさみ 駅を過ぎると
厚い雲が風に飛ばされて お天気雨
波の音が近づいている 水色の騒めき
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