白い病院の一室で 僕は生まれたんだ
青い髪に青い目の 僕は悪魔と罵られ
望まれはしなかったけど それでも僕は幸せだった
お母さん如何して? 如何して僕に鎖つけるの?
それはねアナタが暴れないようにするためよ
如何して僕が暴れるの?
それはねアナタが悪魔だからよ
青い髪に青い目の 僕は望まれた子じゃなかったけど
それでも僕は 幸せだった

とても暑い日に僕の 兄妹は生まれたんだ
金色の髪に緑の目 祝福された僕の兄妹
弟は何時も楽しそうに 妹は何時も嬉しそうに
二人で何時も遊んでた
優しい母さんに 優しい父さん
まるで夢のような 僕の家族がそこにあった
僕は唯一人薄暗い 小さな小部屋から覗き見る
僕は幸せじゃ なくなった

ある日小部屋の扉が 少しだけ開いてた
だから思い切って部屋から 抜け出してみた
懐かしい廊下を歩いて そっと家から出てみた
外の美しい 空と太陽に見惚れた
何故だか少しだけ 泣きたくなった
何時も二人が遊んでる 森に行こうとしたけど
怖くなって 止めた
かわりに家の裏手にある 崖から海を覗き込んだ
きらきら光る海は とても美しいと思った
見惚れてる間に太陽が ゆっくり沈んでいったから
小部屋に戻ろうとしたときに 後ろから誰かに押されて
海が一気に近くなった

苦しくて泣きたくなった
けれど何故だか懐かしくて どうしてか僕は嬉しくなった
苦しみもなくなって 僕は幸せな気持ちに
優しい気持ちになれたんだ
だから僕は許そう きっと僕は許せるから

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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悪魔といわれた子供

歌い手カイトをイメージ……
果てしなく暗い 救い様がもしかしたらあるかもだけど、でも、ごめん
ごめんよカイト
もし良かったら だれか歌わせませんか?

閲覧数:107

投稿日:2008/05/18 08:37:23

文字数:637文字

カテゴリ:その他

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