通り雨の隙間
君が滲む
傘を持たぬ
二人は夜の孤独
震える身体を
寄せ合い仄かに
感じる温度を
雨が冷ます
二つの延びる影は
始まりの恋
いつまで来ることの
ないバスを
待ち続けていた
交わる二つの影
灯に揺らめく
このままバスが
通り過ぎるまで
見通せない
思惑は不確か
地図を持たぬ
二人夜を彷徨う
伸ばす指先に
触れない輪郭
余白を埋める
言葉を探す
二人の白い影は
小さな奇蹟
屋根の下立ちつくす
無言の
あの日の恋は
雨が夜に描いた
二人のシルエット
無限に止まる
時間の狭間
二つの延びる影は
始まりの恋
いつまで来ることの
ないバスを
待ち続けていた
交わる二つの影
灯に揺らめく
このままバスが
通り過ぎるまで

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

あの日の豚

閲覧数:27

投稿日:2021/01/31 14:04:09

文字数:313文字

カテゴリ:歌詞

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