色の無い(又は白色の)僕たちの歌は目を閉ざしている
Our Blind Songs
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両眼を塞いだ君に見えるのは白の空
目印は無く 音と言葉だけが聴こえるの
どうせもう決まったいつもの歌が君の日常
だからいくら叫ぼうとしたって 聞こえるの
『あなたの歌は雪のように、ただ融けて無くなるでしょう。
だからこれは何も成さない。諦めて眠りについて。』
そんな言葉はいらないの 僕が求めるのは孤独だけだ
音をひたすら描いていく 白い空に文字を書く
誰かは願っているのかも 全ての人に届いてと
そんなことなんて言わないから だれかも知らない君に届けば
ずっと前に作った 忘れかけてた落書き
文字を書きこまないと ずっと完成しない気がするんだ
この目見える間 僕らは光を知る
浮かぶ光景は無意識 音と繋がった記憶の中
その手で繋いだ 僕の音だけを聴かせてあげる
無色で透明な歌に君が色を塗りたくって!
『あなたの歌は砂のようで、誰にも気づかれないだろう。
だからこれは何にもならない。今すぐに目を覚まして。』
そんなことなんて聞きたくない ただ聴かせたい音があるだけだ
かき消されて見えづらいけど 僕にしか映せない風景
誰かに願っているのだろう 全ての人も僕も君も
花のように胸の中で爆ぜる だれかも知らない人のうただよ
やっとあの落書きは一枚の絵になった
君の眼を覆いふさいで 色の無い僕の歌を何処かへ放つ
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