物語は窓辺から 爪先へしとど降る
君を生かせと 殺せと
耳元の声 ただ悦楽

泥炭の硯では 書き表せないと知る
君に話して聞かせる
語り部の声 また感傷

燦然と書き割りの陽
昂然と立ち上る火

――嗚呼 

支配者の世界には 傲れる人こそ在る
君がただ座す場所をと
天上の声 ただ悪逆

凄惨の理へ 作り手は賽を振る
君の密かな希望を
消す者の声 まだ残響

騒然と整列の碑
忽然と掻き消える日

嗚呼 神よ何故に 何故に
嗚呼 神よ何故

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

窓辺の神(仮)

事を作りたもうは傲慢の

閲覧数:103

投稿日:2012/04/08 09:22:31

文字数:220文字

カテゴリ:その他

クリップボードにコピーしました