
無きも非ずもいずれの水底
願うも祈るもまがいの器
然して因りもせず歌えばあやめ
闇夜はいずれの深くに裂けて
天より舞い来る調べは銀貨
雪より真白な火花に奏で
月城築いた幽玄に問い
明け染めの社にて仄かなる
朝露を集めては思い出す氷雨色
紫に染まる宵の刻限
儚き思いと知っても限り
涙降らせて天の姫君に
恋い焦がれたとてあり得はしない
夢世の沙汰なる妖事は
手に負えはせずに空転続け
絵にすら描けぬ美しさにて
記憶には残さずに濯がれた
大気には凛とした思い焼く
「凍らせて」
遥かな大地と星の霞なれど
毒をも喰らいて産声を上げ
百鬼の夜行に祈願を捧げ
荒ぶる渦には心も失くし
毒並べ祭世を笑おうと
不可解に苦節するその闇に意味もない
拓けた空を流転する水は
毒含み五色に色づく滴
洗われたあやめ咲かす彩華は
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妖事-Ayakashigoto-
公式コラボ
マジカルミライ2021応募楽曲です。
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