いくさびとも黄昏には
落ちていく夕陽を見つめて涙するのでしょうか
帰っていく雁の群れに烏が和す

切なさを秘めた涙が落ちる
人々は不安げに紺色の空を仰ぐ
無事を祈る声が山の端に溶けて
生者が去った遠い戦場が眠りにつく
残るのは光を喪った眼窩だけ

折れた刀を背負おうとも
逝った友の無念を叫ぼうとも
Pallida Mors aequo pulsat pede pauperum tabernas regumque turris.
永遠が生き残った者を嘲う

夜空に夢を見ている
明日を知らないいくさびとたちの嘆き
刹那的な夜を梟が歌う

かわたれの刻に夢に落ちる
待つ者たちは戦場を思い描き
届く手紙に恐れを抱いて
最期を夢想しては神に祈る
愛する者の無事な姿を

斃れた敵を踏み越えて
累々たる悪夢を振り切ったとしても
Pallida Mors aequo pulsat pede pauperum tabernas regumque turris.
小さな幸福すら手には残らない

いくさびとたちが吼える
戦場が目を覚ます
散り散りになった祈りが救いを探す

折れた刀を背負おうとも
逝った友の無念を叫ぼうとも
斃れた敵を踏み越えて
累々たる悪夢を振り切ったとしても
Pallida Mors aequo pulsat pede pauperum tabernas regumque turris.
永遠が生き残った者を嘲う

それでもいくさびとは明日を戦う

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

暗澹たる悪夢のオッフェントリウム

装飾過多。

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投稿日:2008/11/19 14:13:55

文字数:632文字

カテゴリ:歌詞

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