記憶メモリー
今日も何かにメモリーすることで、
存在していることを今日の自分に伝えている
明日の自分があることも知らず、
今日のことを伝えるだけで満足して眠りにつく
あんたはなんで存在を求める?
誰もあなたの存在なんて気付かない
だってみんな、
明日は違う自分がそこに存在しているから
メモリーは誰かの記憶の隅っこに
かろうじてひっかっているだけ
風が吹けば簡単に飛ばされる
明日の誰かの記憶に
誰もあなたも、今日のことを忘れ、
存在しなくなる
今日のあなたはもう死んだの
そして、
明日のあなたが生まれ始める
ご意見・ご感想