DMS-254
SIGURE-RANGIKU
作詞：ダイヅ

杭って離さないでいてよ
君が腐って花になって咲くまでは
繰っては亡骸を増やし
積み上げて哭いて
泣いて
次を探すことにしたんだ

噛んで離さないで逝ってよ
君が腐って花になって散るまでは
喰っては名を刻み付け
積み重ね哭いて
泣いて
月を探す旅を終わりにしたんだ

その音は狂っているのね
この風が呼んだの
もっと激しく躍れよと
手を叩くなら割れて咲くまで
だったら何もいらない

乱れ咲いた花を君にあげよう
ちょん切った首を一つ君にあげるよ
狂い咲いた娘を花にあげよう
ちょん切った首は一つ君にあげるから

杭って離さないでいてよ
君が腐って花になって咲くまでは
繰っては亡骸を増やし
積み上げて哭いて
泣いて
次を探すことにしたんだ

噛んで離さないで逝ってよ
君が腐って花になって散るまでは
喰っては名を刻み付け
積み重ね哭いて
泣いて
月を探す旅を思い出したんだ

その風は狂っているのね
あの鬼が呼んだの
もっと華やかに舞い散れと
土を叩くなら砕けて咲くまで
だから何も意味は無い

乱れ咲いた花を君にあげよう
ちょん切った首を一つ君にあげるよ
狂い咲いた娘に花にあげよう
ちょん切った首には紅もあげるから

風狂え

せめて唇づけなら瞳で
歌った人鬼で
たった独りになった
人間に唇づけなら瞳で
また火の檻で歌った
さよならのうた

狩ったつもりの
馬鹿ばかりの
たったふたりの
歌った人鬼で
またふらりと
じゃあな、祈りを
別れないように

視えない夜はきっと
星が綺麗で
視えちゃう夜はきっと
月が凝る

杭って離さないでいてよ
君が腐って花になって咲くまでは
繰っては亡骸を増やし
積み上げて哭いて
泣いて
次を探すことにしたんだ

その風が狂っていたのね
あの鬼と君が呼んだのもの
燃えるような景色
手を咲かせましょう
地に咲かせましょう
暴れるように撃つ雨に
暴かれるように穿つ雨に
もう歌うしかない

視えない夜はきっと
星が綺麗で
視えちゃう夜はきっと
月が凍る

ねえ唇づけなら瞳で
歌った人鬼で
たった独りになった
人間に唇づけなら瞳で
また火の檻で歌った
さよならのうた

狩ったつもりの
馬鹿ばかりの
たったふたりの
歌った人鬼で
またふらりと
じゃあな、祈りを
別れないように

視えない夜はきっと
星が綺麗で
視えちゃう夜はきっと
月が凍る

視えない夜はきっと
惑星が綺麗で
視えても夜はきっと
君が笑う