【S0】
踏み出した　明日は
今日よりも　きっと
少しだけ自信を持てるから

立ち止まる　ことも
振り返る　ことも
したくないのさ　西へ東へ

いつも君は忙しなく
前を向いて夢を見た

【A1】
あれもこれもと手を伸ばして
やりたいことばかり
時間が足りない

誰も等しく限られてる
砂が落ち切るまで
何を遺せるのか

【B1】
ダラダラ人生(いま)を減らすなら
「寝惚けた瞳(め)を開いて！」

【S1】
デタラメな　道も
逆さまの　地図も
遠回りだと分かっていても

描きかけた　夢は
いつの日か　不意に
動き出すのさ　西へ東へ

いつも君は悪戯な
笑みで僕を導いた

【A2】
生きてる限り上手く行かなくて
傷つくことばかりだけど
何にも邪魔にならないの

【B2】
クヨクヨ今を嘆くほど
「悩んでる暇は無い！」

【S2】
降りだした　雨も
流れ出た　涙粒(つぶ)も
飲み込んで無くしちゃえばいいよ

俯いた　ままの
足取りじゃ　すぐに
躓いて何処にも行けないの

いつか君が呟いた
声が胸でこだました

【S3】
陽が昇る　朝に
目を覚まし　そして
陽が落ちるまで歩き続けろ

【S4】
踏み出した　足は
何よりも　強く
後戻りなどできない　だから

駆け出した　道を
間違いも　信じ
突き進むのさ　西へ東へ

いつも君は忙しなく
今を生きて　生き抜いてた

――――――――――――――――――――――
以下、平仮名。（内は１音で２文字です）

【S0】
ふみだした　あすわ
(きょ)およりも　きいと
すこしだけじしんをもてるから

たちどまる　ことも
ふりかえる　ことも
したくないのさにしえひがしえ

いつも　きみわ　せわしなく
まえを　むいて　ゆめをみた

【A1】
あれもこれもとてをのばして
やりたいことばかり
じかんがたりない

だれもひとしくかぎられてる
すながおちきるまで
なにをのこせるのか

【B1】
だらだら　いまをへらすなら
ねぼけためをひらいて

【S1】
でたらめな　みちも
さかさまの　ちずも
とおまわりだとわかあていても

かきかけた　ゆめわ
いつのひか　ふいに
うごきだすのさにしえひがしえ

いつも　きみわ　いたずらな
えみで　ぼくを　みちびいた　

【A2】
いきてるかぎりうまくいかなくて
きずつくことばかりだけど
なんにも(じゃ)まにならないの

【B2】
くよくよ　いまをなげくほど
なやんでるひまわない

【S2】
ふりだした　あめも
ながれでた　つぶも
のみこんでなくし(ちゃ)えばいいよ

うつむいた　ままの
あしどり(じゃ)　すぐに
つまずいてどこにもいけないの

いつか　きみが　つぶやいた
こえが　むねで　こだました

【S3】
ひがのぼる　あさに
めをさまし　そして
ひがおちるまであるきつづけろ

【S4】
ふみだした　あしわ
なによりも　つよく
あともどりなどできないだから

かけだした　みちを
まちがいも　しんじ
つきすすむのさにしえひがしえ

いつも　きみわ　せわしなく
いまを　いきて　いきぬいてた