揺らめく陽炎 洗い流すように
黒いアスファルト 叩きつけてく雨
濡れた髪で 空見上げてた君の
目に映りたくて その手を掴んで
傘もあてもなく走る道が
ずっと続くよう願った
強く握った手の熱だけで
世界の全て 越えて行けると思った
雨に打たれて それでも笑う
君と ただ駆け抜けた日々は
夏の雨の匂いの季節
息を切らして座り込んだビルの
コンクリートの色と 触れ合った唇
冷えた君の肩が震えてたこと
僕は気付かない振りをし続けて
腕の中に君を閉じ込めて
他に何も要らなかった
風に吹かれて 俯く君の
涙も傷も全部 消せると思った
止んでく雨の 向こうの明日を
無邪気に信じ続けた日の
遠い青に染まった記憶
何度「IF」を胸に繰り返してみても
季節は止まらなくて
僕は今もまだ 叩きつける雨に濡れた
あの夏の日の痛みを抱いたまま
不意に顔上げた君の指が
さした鮮やかな二重の虹
子供みたいに笑い転げて
きっと それだけで良かった
強く握った手の熱だけで
世界の全て越えて行けると思った
びしょ濡れのまま それでも笑う
君と ただ駆け抜けた日々は
夏の雨の匂いの季節
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譜割り用ひらがな表記(ご参考)
※< >は字余り箇所、< >内を1音に入れるイメージです。
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【1A】
ゆらめくかげろお あらいながすよに
くろいあすふぁると たたきつけてくあめ
ぬれたかみでそら みあげてたきみの
めにうつりたくて そのてをつかんで
【1B】
かさも あてもなくはしるみちが
ずうと つづくよおねがた
【1S】
つよくにぎいた てのねつだけで
せかいのすべてこえて ゆけるとおもた
あめにうたれて それでもわらう
きみとただかけぬけたひびわ
なつのあめのにおいのきせつ
【2A】
いきをきらして すわりこんだびるの
<こん>くりとのいろと ふれああたくちびる
ひえたきみのかた がふるえてたこと
ぼくわきづかない ふりをしつづけて
【2B】
うでの なかにきみをとじこめて
ほかに なにもいらなかた
【2S】
かぜにふかれて うつむくきみの
なみだもきずもぜんぶ けせるとおもた
やんでくあめの むこおのあすを
むじゃき にしんじつづけたひの
とおい あおにそまあたきおく
【3C】
なんど いふを むねに
くりかえしてみても きせつわとまらなくて
ぼくわ いまも まだ
たたきつける あめにぬれた
あのなつのひのいたみをだいたまま
【3B】
ふいに かおあげたきみのゆびが
さした あざやかなにじゅうのにじ
こども みたいにわらいころげて
きいと それだけでよかた
【3S】
つよくにぎいた てのねつだけで
せかいのすべてこえて ゆけるとおもた
びしょぬれのまま それでもわらう
きみと ただかけぬけたひびわ
なつのあめのにおいのきせつ
【応募用】夏雨季節
のわ様の作品(https://piapro.jp/t/sSax)への応募用です。
タイトルをそのまま頂く形で、夏の雨をテーマに書かせて頂きました。
疾走感のある切なくメロディアスな曲に、青春感とノスタルジックな雰囲気を目指して書いています。
イメージに合うかどうか分かりませんが、こんな感じのものもあるという事で、ご検討頂ければ幸いです!
※7/26 1サビ・3サビ後半フレーズ、2A最後のフレーズを変更しました。
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