ミク:わぁ～、キレー！
リン:すっごぉーい、満開だね
ミク:さすが、めーちゃん！いい場所取ったね
メイコ:まーね、場所取りには自信があるの
カイト:何言ってんだよ
そのあと見張ってたのはオレとがくぽじゃねーか
がくぽ:うむ、拙者は侍でござる
だから、メイコ殿も適任だと思ったのではないか？
メイコ:違うわよ！
単にヒマそうにセンベイ食べてたから
リン:カイトさんは？
メイコ:一人よりは２人…でしょ？
カイト:おい
ミク:なるほど
カイトってそういう使い方もあるんだ！
リン:めーちゃん、頭いい！
メイコ:でしょう！
カイト:おい！
がくぽ:フム、ならば拙者の方が扱いはマシでござるな
リン:良かったね
ミク:ようするに、カイトは補欠でがくぽはスタメンだよ
リン:そっか！
メイコ:まあ、そんなところね
カイト:いい加減にしろ！
オレが余り物って扱いで話を進めるな

がくぽ:突然どうしたでござるか？
ミク:そうだよ、話題はカイトだよ
リン:ねー、嬉しくないの？
カイト:オレは残り物じゃねえ！
メイコ:カイト落ち着いて
私は貴方の味方だから
カイト:は？
メイコ:ミク、先に始めてて
ミク＆リン:ほーい

～物音～

メイコ:いい、カイト
昨夜、みんなのアイスを食べちゃったの
覚えてる？

～間～

カイト:あー！しまったー！
昨日見張りでヒマだったから
がくぽが寝てる隙にアイス食っちまったんだ
メイコ:覚えてるならいいわ
大丈夫、私が新しいの買ってきたから
カイト:めーちゃん
メイコ:さ、お花見楽しみましょ

～足音～

ミク:あ、めーちゃん
このお寿司美味しいよ
メイコ:ありがとう
カイトも食べれば
リン:カイトさんもどーぞ
カイト:あ、ありがとー
がくぽ:ん～、桜がキレイだと酒が上手いでござる
カイト:なにオヤジみたいなこと言ってんだよ
リン:ねーねー、がくぽは侍のコスプレしかしないの？
がくぽ:リン殿、拙者は侍でござるよ
リン:うん、だから他にはないの？
カイト:…ハハ
何か言ってやれよ
ミク:んーうん
がくぽは、侍しかできないんだよ
リン:どーゆーこと？
カイト:ようするに、生まれた時から侍なんだよ
メイコ:まあ、間違っちゃいないわね
がくぽ:フム、もう何でもいいでござるよ
ん？メイコ殿！
メイコ:え？ちょっとどうしたの!?
がくぽ:これは、ナスの田楽でわ？
メイコ:ええ、そうよ
あれ、３つあった筈なのに
リン:１個しかないね
あ、めーちゃん
メイコ:どうしたの？
リン:あったよ

ミク:これ美味しい！
カイト:うめぇなー
リン:ミク姉とカイトさんが…
がくぽ:カイト殿！
カイト:な、なんだよ！
がくぽ:出すでござる
拙者のナスを！
リン:落ち着いてよー
ミク:リンちゃん、これ美味しいよ
リン:ミク姉、今それどころじゃ
美味しい！
ミク:ねー

カイト:出せるわけねーだろ
がくぽ:拙者は前々から言いたいことがあった
カイト殿はつまみ食いが多いでござる

カイト:ん、ああ確かに否定はしない！
メイコ:しなさいよ
がくぽ:昨夜もナス風味のアイスを奪い
カイト:気づいてたのかよがくぽ:目を開いて見張ってたでござる
カイト＆メイコ:じゃあ止めろよ
がくぽ:もう許さんでござる！

～刀を抜く音～キン

カイト:えー！ちょっとまてよ
何でナス食っただけで斬られんの!?
ミク:がくぽの中じゃカイトの命はナスと一緒なんだよ
リン:おー、ミク姉あったまいい！
がくぽ:その通り
カイト:そんなことあるか！
がくぽ:問答無用！

メイコ:いい加減にしなさい！
リン:ひっ
ミク:め、めーちゃん
メイコ:たかがナスでごちゃごちゃ
がくぽ:しかし、メイコ殿
メイコ:なに？
がくぽ:い、いや何も
カイト:助かったよ、めーちゃん

～間～
メイコ:はい、ミクには焼きネギ
ミク:わぁ、ありがとう！メイコ:はい、リンにはミカンのゼリー
リン:やったー！
メイコ:はい、がくぽには焼きナス
がくぽ:かたじけない
カイト:めーちゃん、オレのは？
メイコ:あるわけないでしょ
カイト:えー…
メイコ:そんな本気にしないでよ
カイト:どういうこと？
メイコ:はい、超高級バニラアイス
カイト:め、めーちゃん
ありがとう！
メイコ:ちょっと泣かないでよ

リン:カイトさん、よしよし
いっぱい泣いたらいいよ

ミク:がくぽ、ナスのお味は？
がくぽ:最高でござるよ
酒が上手いでござる
メイコ:まったく、私がいなかったらダメね
ミク:賑やかなのがいいよね～
リン:うんうん、次はレンたちも誘おう！
ミク:お菓子もいっぱい持ってきて
パーっと貸し切りにしちゃおう！
あれ、めーちゃん？

リン:ん～？
がくぽ:フム
カイト:はぁ～、うまい
メイコ:フフ…夜桜もいいわね

ミク＆リン＆カイト＆がくぽ:え？