どうも、マスターです。今日は何気ない日々の淡々とした様子をお伝えしようかと思います。
「マスター、俺のゴム知らね?」
あれ、また無くしたのかな?ウチのレンは決まった場所に置かなくて時々こうやって聞いてくるんです。
「さあ、最後に置いた所に置いてないの?」
「さっき見たけど無かった。」
「レン~、このゴムレンのじゃない?」
レンのゴムを持ったリンが来てくれましたよ。何故かいつも彼女がゴムを見つけてくれるんです。ある意味助かってます。
「お、サンキュッ!どこに置いてあった?」
「ベッドの下。っていうか、いい加減に一ヶ所に決めて置いておきなよ。」
「悪いw」
「マスター、この後レンと一緒に友達ん家にいくんだけどいい?」
「友達っていうと、音楽学園の?」
音楽学園っていうのは、音楽に関する音楽専門学園のこと。この頃その学園の
友達と出かけるのが多い。一般的に友達がリンとレンから音楽について何か教わっているらしい。・・・外見は人だが、機械だという事を言わずに入校させちゃったからある意味では心配なんだけど・・・。何か事件が無い限り大丈夫だろうと緩く軽く思って友達との外出の許可を出している。
「そうだよ。」
「そっか、それなら行っていいよ。でも、遅くならないうちに帰ってくるんだよ。」
「うぃっす!」
「じゃ行ってきまーす!!」
そういって出かけていった。さてと、一応PCに現在地の位置を表示させて起きますか。最近犯罪者も多いからなぁ。実際鉢合わせなきゃいいけど、もし鉢合ったりしたらあいつら挑むタイプだから事態が大きくなるし、あいつらも怪我するし・・・。あ~毎回心配でならんなぁ~。
「マスター、ちょっと俺たちも出かけていいかな?」
「ん?なんでMEIKOとKAITOが?・・・デート?(あw」←単刀直入に言っちゃうタイプ
「Σはいっ!?」
「Σそそ、そうじゃなくて!クリプトン(出身地)からある事を頼まれたのよ!!」
「そそうですよ!!」
MEIKOは気付かれないように慌てている顔を隠しているが、KAITOはもう顔が真っ赤になってて考えてることが丸分かり・・。これはこれで二人とも可愛いけど、互いに気付いてないのが残念w
「そかそかw。でそのクリプトンからの頼みごとって何なの?」
「それは極秘よ。」
「え~。なんで~?」
「別に教えてもいいけど、何の事だかさっぱり分からないと思うわよ?」
「VOCALOIDにしか分からない内容だからね。」
「む~、知りたいなぁ~。・・・でも、まぁいいや。行ってきていいよ~。」
「あれ?マスター、いつもみたいにしつこく来ませんね?」
ほほう、鈍いKAITOにバレルとは、それだけいつもしつこく聞いていたのか・・・。(泣
「まあ長い間家に居て貰ったことだし、クリプトンからと言っちゃあ駄目とっていう権利はないからね。んじゃいってら~♪」
「あ、遅くなるかもしれないんで、ミクをお願いしますね。」
「あいよー。」
二人が外へ出た後に、
「まあデート気分でも満喫してこいやーw」
とかなんとか言ってみる。外でどんなリアクションしてるかな?w
「・・・。そういえば、まだミク起きてきてないなぁ。どうしたんだろ?」
男子立ち入り禁止!と書かれたMEIKO、ミク、リンの女子グループの部屋に着いたウチ。まあウチも女だから禁止令は出ないからいいよね。・・・不機嫌じゃなければ・・・。
「ミク、入るよ?」
中から返事がない。まだ寝てるのかな?返事がないので、ドアを開けて中を覗いてみる。まだ寝ているミクの姿があった。ねぼすけさんだなぁ。
「お~い、今何時だと思ってんの?さっさと起きりんしゃい!!」
バサっと掛け布団を取り上げようとしたら、突然叫び声を上げて起き上がった。
「うわっ!!びっくりっっ!」
「みぃ~!!音声ウイルスあっちいけぇ~~!!!」
そういって枕を投げつけられて、馬鹿力の影響で吹っ飛ばされるウチは頭を強打した。現実なら軽く骨折で病院行きだけど小説だから打撲で済んでるよw
(どっちにしろ無傷じゃいられないってことさw
「あれ?ここは・・・・。あっ、マスターどうしたんですか!?」
「うぅうぅ枕が吹っ飛んできたとよ・・・。」
「枕を!?・・むっ、しかもこれは私の枕じゃないですか!一体誰がこんなことを!!」
「お前じゃい;」
「え?私がやったんですか?」
「寝ぼけてのぅ;音声ウイルスやら叫びよりながらのぅ;」 (色々口調変わる)
「ごご、ごめんなさい!!」
「いやいいよ、いつものことだからさ。でももう少し馬鹿力は抑えてくんないと身体持たんよ;」
「ホントにごめんなさいっ!」
「ははは、あ、ところでミクは今日何か用あったりする?」
「え?別にありませんよ?一日中寝てようかと思って二度寝したら、結果悪い夢みちゃったようですし。」
「この後どうしてるの?」
「マスターも暇なら歌のレッスンしたいなぁと。」
「お、おkおk。丁度皆出掛けちゃったからめっちゃ暇なんだよね~。今日仕事休みだし、昨日帰って来たあとたっぷり休んだから久しぶりにレッスンしてやろうかと思ったら、これだし・・・。」
突然ミクのヘッドホンから着メロの音楽が鳴った。ミクはヘッドホンに付いている電話に出て、誰かと話し始めた。話はすぐに終わり、ちょっと残念そうな顔でこちらを向いた。
「あのマスター、ちょっと今急な用事が入っちゃいました。」
「えっ!?」
「レンくんから、リンちゃんが暴走してロードローラーを召喚させたようで、すぐに止めに来てくれというかなりヤバイ状況で;」
「むむむ、それなら仕方あるまい・・。早く行って止めてきて!」
「ラジャー♪」
ミクはネギ形の魔法の杖に乗って、飛んでいった。つか、いつの間にそれ手に入れたの!?
「あぁ。・・・・暇になっちゃった。・・・一人だし・・・。」
広い家に一人。女のウチがたった一人家にポツン。・・・なんたる寂しすぎる時間帯・・・。いつも和気藹々としている毎日を過ごして慣れてしまったウチにとってはまさに地獄だっ。
「・・・・あぁ。誰かと話したい。」
ヤバイ、この間に話さないと変なストレスが溜まって以前のウチに戻ってしまう!!
「そうだっ、ニコ動に行こう!」
ニコ動直行。
「メンテナンス中だとぉおおおおおお!!?なんたる悲劇ックス!!」
おろおろと家の中を歩き回っているうちに、気付けば昼過ぎ。メンテナンスはまだ終わらず、ベッドに横たわる始末。
「・・・・ブツブツ・・・ブツブツ・・・・。誰か~帰って来て~・・・。」
さらに時が過ぎ、夕方。ようやくミク、リン、レンが帰って来てくれた。と、思ったらレンだけだった。何故?
「レン、おかえり。ミクとリンはどうしたの?」
「・・・・。追いかけっこしてる。」
「・・・・そっか。大変だったね、いつもながらお疲れ。」
「メイコ姉とカイ兄はまだ帰ってきてないのか?」
「そういやぁまだ帰ってきてないなぁ。かなり大変なこと頼まれたのかなぁ。」
「現在地見た?」
「あぁ、やってあるよ・・・ってあれ?うわっ、表示するの忘れてた。やべ、ミクのも忘れてたっ!!」
「おいおい;」
急いでPCの表示画面を変えると、ミクマークがSOS信号を発していて、リンマークには危険信号が表示されていた。レンは家内にいるので現在地の表示が消えている。MEIKOとKAITOは特に異常がないようだ。すぐにミクを家内にワープさせて、リンもロードローラーを元の大きさ(元はオモチャサイズ)に戻してワープさせて帰宅させた。ちょっとしたお仕置きでリンは逆さまから着地させた。
「ゼーハーゼーハー;;;」
「いってぇ~!」
「おかえり、んで何があったか説明せい!」
説明によれば、友達に痴漢野郎が襲ってきたんで逃げ出したのだが、逃げても逃げても追いかけてくるので戦ってしまったという。殴って終わらせるつもりが、相手は最後の最後に痴漢してきたのでロードローラーを召喚してしまったという。いや、気持ちは分かる!分かるがせめて殴り飛ばして宇宙の果てまで飛ばして欲しかったな!(←おい
「リンちゃん!だからってなんで私まで轢こうとしたの!?」
「目つぶってた;」
「なんで?」
「ゴミ入ったから。」
「それにしてはかなり的確に追いかけてきたよね?」
「だって声大きいんだもん!声を頼りに追いかけてたら初姉だったんだもん!」
「けれど声で誰なのかぐらい分かるはず・・・。」
「こりゃいつもの癖のせいだろうねwほら、この前だってミク轢かれそうになってたじゃんw」
「・・・・。」
ここで初音が何か思いついたらしく、その次の日。と、その次の日になる前に、カイトとメイコですが深夜になってからようやく帰ってきましたよ。二人とも大好物にすぐ手を付けるかと思っていたら、本当に疲れていたらしくすぐ就寝してしまいました。
―次の日
「WRYYYY!!!」
朝からこりないなぁ;
「っ!?」
いつもの初音のやられた時の声が聞こえてこないのに気付き、外を見る。なんと、いつもペラペラにされてしまっているはずの初音が立体を保ち立っているではないか!まさか、避けたのか?!
「な、なんで!?」
「ふふふ、いくらやられようがいつかは逆転勝ち出来る日が来るんですよ☆」
「うぅ・・・、なら、これでも喰らえ!!」
そして次の瞬間、ウチは見てしまった。初音が勝ってしまった瞬間を。その恐ろしき瞬間は、とてもじゃないがありえない・・・。
「そんな、私が初姉に負けるだなんて・・・・!!」
「いつまでも勝ち続けられるだなんて思ってちゃ駄目ですよ。勝敗はその時の作戦によって結果は異なるものなんですから♪」
「悔ちぃ~~!!!見てなさい、次はまた勝ってやるんだから!!」
あはは、またやるんか・・・。
とまあ、大体はこんな感じが多く、今回はここまでです。ではでは~。
My vocaloids....
ミ「そういえば今から数分前マスターの誕生日でしたっけ。」
R「何っ。」
一同「誕生日おめでとうっ!!」
マ「微妙に遅いよ!!w別にいいけど!!」
M「ちなみに何歳になったの?」
マ「永久の14歳☆」
K「リン・レンと同い年になったんだ!おめでと~♪」
マ「・・・・・。」
K「・・・・?」
マ「ミクと同い年になりました。」
K「∑みゃっ?!」
ミ「とうとうきましたか。」
マ「追いついたよ、ミク。覚悟しろっ!」
ミ「何をですか。」
マ「何かですね、はい。」
はい、誕生日の記念に何かその日の内に投稿したかったのですが次の日になってしまいました。まぁ、たぶん来年はどうにかやると思うんで良いんですけどねw
読んでくれた方、ありがとうございますです。
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