散るカラスと静謐な白巨塔の崩落
宵を気取る学生街の着飾った男女の葬列は、底に滴った不安で少しずつ腐っていった
路地裏、クレーエの亡霊はくぐもった声で呟いた
蒸散していく倫理、記号化した思慮深さを
昨日棄てた快楽はすっかり消えたのに
昨日残した痛みはずっと僕の中で熱を帯びている
「崩落に傾いていって
狂ったように笑った僕は
昨日に積もっていった違和感に
耐えきれずに散ってしまう」
「きっと僕に救いは無いよ
翼は折れてしまって もう二度と戻れはしないのさ!」
夜に浸る歓楽街を見下ろして、今日も唾を吐いた
風化していった、僕の内側の脆弱さから
路地裏、逃避の後悔が焼き付いてしまった網膜を、切り取るなんて考も冷めきって砕けていた
昨日望んだ明日はもうすぐ終わるのに
昨日抱えていたのは、羊水に溺れていた違和感で
「崩落に傾いていって
狂ったように泣いた僕は
崩れ去った塔のように、瞬く間に散ってしまう」
「きっと僕に救いは無いの?
手足は腐ってしまってもう僕は
歩けもしないのさ」
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ブクマつながり
もっと見る青すぎる天井から逃れて
狂ったように冷えた箱の中
煙を喫む蘭服に睨まれて
自分が酷く愚かしく思えた
コンクリートの上で気化する想像がやけに生々しい
今日も渋谷の喧騒が灰に帰す夢で眠りに就く
君のその声が過去になる前に
僕を殺してくれないか
夏に毒されて茹だった頭で
それなりの愛を歌っている...初夏、殺意は街を浸す病のように
キタニタツヤ こんにちは谷田さん
芥の部屋は錆色に沈む
どうしてこんなに、僕の生活は
朝にだって昼にだって夜にだって理不尽に苛まれ
どうにもできない、散らかった部屋の隅で泥水を口に含んでも
「誰が僕を救ってくれるの?」
背後に張り付く視線は、
「彼の目がこちらを見ている」
タバコの煙で顔を隠したって、その視線が僕を貫いて
飽き飽きし...芥の部屋は錆色に沈む
キタニタツヤ こんにちは谷田さん
軽忽な救済を待つ醜さには一片の夾竹桃を
六月の訪れ
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その光景は彼の心臓を握りつぶして
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彼は醜さに苛まれて、水色装う君を呪った、互いに穢れたままで
瞳に映ったままの言葉は、心臓の底にこびりついて
惨めな彼を赦して欲しいんだ
...軽忽な救済を待つ醜さには一片の夾竹桃を
キタニタツヤ こんにちは谷田さん
落下ウサギと寡黙な傍観者の手記
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曖昧な彼女はスーサイド、悲しそうに笑っていた
何も知らない大人達の愚かさを赦すように
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彼女は...落下ウサギと寡黙な傍観者の手記 歌詞
キタニタツヤ こんにちは谷田さん
崩せない思いを一粒 綻びになってしまった
透けて見えたような気持ちが不甲斐ないように感じていた
解れてく思いを一房 千切り取って脳に唄えば
不器用な自分を歪めて 泥になって見えなくなった
誰も彼も想像しなくて 誰の声も応じられなくて
何秒かの時間に沿って 溢れかえる猿の声
何度繰り返そうが夢の跡 大...幾千のテロリズムヘ 歌詞
ぬゆり
崩壊を待つ僕は明日のないありふれた終わりを待つのみで
均された視界は交わらない 述べるだけ 思索の回路を
虹彩が伸びきった彼の眼に映るのは 光が吐き出す絵
包まれた世界 もう戻らない
そこにあった僕の心象はどうにも曖昧で
彼が築いた塔にそっと終止符を打つのも彼なんだって
そう気づいた時には疾うに終焉...身体の分解と再構築、または神話の円環性について
キタニタツヤ こんにちは谷田さん
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