『初めて音に触れたときのこと』
白鍵黒鍵を叩く
左手、刻むリズム
右手にはメロディ
微笑むように流れる
初めてのレッスン
心奪われた振動
歌うように走るように
先生が微笑んでいた
いつの間にか忘れていた
奏でる楽しさ、笑い声
籠の中に閉じ込めた空
思い出した楽しい音
海岸線の形より美しい
囁く様に問いかける
奏でる動作で君に笑顔を
自信を持ってフォルテシモ
思惑を交差させて
感情の空気を作る
大好きなピアニシモは
此処に措いて置いて…
いつの日にか淀んでた
雲は美しい形を作る
自分で作ってたんだ柵を
扉も鍵も此処にある
目に映る七色の光
何度目かのモチーフ
飽きることなき旋律が
素敵な場所を生み出した
『誰か』『何か』がわからなくても
暗闇の向こうには笑う顔
ステージの上、滑るように指
奏でる音が、僕が作る空気
心地よいこの暖かさ
引換券の要らない笑顔
誰にでもある普通の旋律
掌に懸けて乗せるから。
…永遠に、響け
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