最果ての河のほとりにて

最果ての河のほとりにて

3作目です。よろしくお願いしますm(__)m

※文字化け回避のため、古典ギリシア語の部分はローマ字表記にしてあります。

歌詞↓

この世の最果てに横たわりし河のほとり
清らに流れる水は澱みを知らず
その冷たきこと　さながら研ぎ澄まされし刃の如く
哀しみに沈む私の心に突き刺さる

花はいずれ枯れる故に美しいというのに
花はいずれ枯れる故に愛おしいというのに
止め処無く溢れる想いよ
泡沫の夢想(ゆめ)　波に溶けゆく

O phile. Akueis tense ten lyran?
(愛し君よ　聞こえるか　この竪琴の調べが)

O phile. Akueis tonse ton threnon?
(愛し君よ　聞こえるか　この哀しみの歌が)

花はいずれ枯れる故に麗しいというのに
花はいずれ枯れる故に慕わしいというのに
狂おしく溢れる想いよ
玉響の幻想(ゆめ)　波に消えゆく

この世の最果てに横たわりし河のほとり
清らに流れる水は澱みを知らず
澄み渡ること　さながら曇り無き鏡の如く
たゆたう水面に貴女の面影映し出す

貴女のために私は歌い続ける