ライフルを抱えて戦場をゆく
残された言葉と銃弾を込めて
この脚が止まれば命は消える
終わろうとするそれを守り抜くだけだ
硝煙のニオイと叫び声
砕かれてく希望 『生き抜け』と
五里霧中 戦場を駆ける ひたむきに
逃げるなんて許されない箱庭で
魍魎跋扈 脚を掴まれ踏みとどまる
唯一の敵 己の憂い 撃ち抜いた
この交差戦場
<間奏>
全てを排除する口語論弾圧
振り返ること無く 崩れ落ちる意識
『私も行こうかな』偽物の声
都合の良い記憶 手で振り払い消した
失うものは無い 心すら
偽りを並べて『我』を問う
孤立無援 何も見えず霧の中
逃げること その勇気を『臆病』と
白衣蒼狗(はくいそうく)道は二つ丘の上
戻れない選択肢の背中見る
この 交差線上
薄れゆく自我さえこの腕で
消してしまえるならそれで良い
全てを視(み)る不完全な老樹はいずこ
火花散らす引鉄から指を離す
偽物の声が私を動かして
『逃げて』 呟いた直後に閃光が
この世界の果てに
コメント0
関連動画1
ご意見・ご感想