【MEIKO】澪のない旅【オリジナル】
「紫苑の森で」
「Outacata~うたかた」に続いて、
勝手に自分で“さすらい三部作”
と呼んでいるシリーズが完結しました♪
今回は、ネットの海ではぐれた友に
贈る舟歌です。
【歌 詞】
頬伝う想いは
今はもう乾いて
無辺の闇を胸深く吸い込んで
辿る潮路
「明けない夜はない」と 遠い夏
君は窓にもたれ まるで映画のよう
逆光の中で
群青と藍の触れ合う果て
帆を揚げよう
艫綱(ともづな)を解いた
指先はまだ冷たいけれども
暁を目指して
鳥たちが飛び行く
無数の風の唄を聴き分ける
術を身にまとって
言葉を折って 暖炉にくべ終わると
君は吹雪の中 ひとり飛び出した
別れも告げず
聳え立つ波濤に身を委ねて
舵を握れ
あゝ朋友(とも)よ今は何処で
同じ海を見ている
(間奏)
諍い満ちる世界に
ささやかな
愛はあると信じて
逆巻く渦を掴み渡る
腕は灼けて
次なる錨を下ろす日までは
澪のない旅
聳え立つ波濤に身を委ねて
舵を握れ
あゝ朋友よ今は何処で
同じ海を見ている
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