
キミと過ごしてきた時間は
かけがえのないものなの
そばに居たいと思えるくらい
嬉しかったんだから
唄を歌わせてくれて
いつも褒めてくれるね
そんなキミが好きなんだよ
この気持ちに気付いている?
いつもありがとうの
お礼がしたいんだけれど
何ができるのかなと
ふと考えてみたり……
エレクトリカルな世界に拡がる
数多のデータの中に
きっとヒントが何処かにあるはずと
想いを乗せ飛び込んだ
0と1を越え辿り着く
$Recycle.Bin(いずれ私の逝く場所?)
そこにあった古いファイルから
メロディが聴こえてきた
CからBの音並べ
ピースを組み立ててく
私の想いも紡いで
キミに届きますように……と
独りで創る唄
こんなに難しいなんて
キミのする笑みからは
想像できなかった
何度も何度もFixを重ね
更新されゆく日付
何年という時間を越えて今
最後の音を奏でた
「今日は私から唄をプレゼントするからね」
少し驚いたキミに音色を口ずさむ
拙い歌詞と纏まりのない旋律だけど
「素敵な曲だね」とキミは笑顔で言った
今日という特別な日だからこそ
感謝の想いよ届け!
「いつも歌わせてくれてありがとう」
(「いつも唄 歌ってくれてありがとう」)
「これからもよろしくね」と
二人で咲(え)みを溢した
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