僕の小さな願いは、きっと届くことなく消えるのだろう。

僕はカゴの中の鳥 外へ出ることも許されない
外へ出てしまえばきっと 僕の命は消えてしまう
閉ざされた暗い空間で 今日もひっそりと息をする
生きている心地なんてしない ただ“息をしてるだけ”

昼間の空は どんな色をしているんだろう
知ることもできない 僕は左翼のないつばめ
一度だって光りを見たことはない
そしてきっと これからもない

君は外の世界の鳥 自由に空を駆け巡る
僕とは全く正反対 まるで太陽と月のよう
閉ざされた暗い空間も 君がいれば苦しくない
きっとこの気持ちは そうだな 恋をしているんだと思う

「昼間の空は 青い色をしているの」
見ることはできない 僕は左翼のないつばめ
だけど君の話す世界は
とてもとても 綺麗だと思うんだ

ねえ苦しいよ ここから出してよ
僕はカゴの中の鳥 僕は左翼のないつばめ
太陽に焼かれてしまってもいい
一度でいい 大空を飛ばせて

ああ神様 あなたの世界は美しいのですね
飛ぶことなど叶わない 僕は左翼のないつばめ
ずっとそう思っていたけれど

僕はゆっくり目を閉じる 傍らには泣いている君
僕の小さな願いは、最後の最後に届きました。

(つばめはその日、両翼を手にして羽ばたいていきました)

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左翼のないつばめ

「タイ○ウのウ○」的なものをイメージ。いや、その作品の病気からイメージしただけですよ?そういえばそんなのあったよなぁ、と思って。
「(空に)恋をしているんだと思う」といった解釈をして頂けるとよろしいかと。

これ書き溜めしてるから上げれるだけで、只今ちょっとスランプ中…。うう…。

閲覧数:33

投稿日:2009/08/03 09:20:13

文字数:549文字

カテゴリ:歌詞

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