perceive

この暗い暗い空の中
優しさを感じて
ただキミの世界で
息をすることを望みながら

満ちていくほど綻びていく
この手をかざして
澄み渡る空気でさえ
壊したいと望んでもいる


既に終わり、
この指、感触
疾うに交わり
共に落ちてく

既に終わり、
その意思、感覚
疾うに偽り
共に墜ちてく


一度目の眩しさに
惹かれていくよ、ねぇ

二度目のこの痛みに
馴染んでいくよ、ねぇ

三度目の微笑みに
泣きたくなるよ、ねぇ


この暗い暗い空の中
優しさを感じて
ただキミの世界で
息をすることを望みながら

満ちていくほど綻びていく
この手をかざして
澄み渡る空気でさえ
壊したいと望んでもいる

鏡のような地平線で
キミの空を見上げて
周りだすなびく声に
安らぎを信じながら

受け入れるほど固まっていく
この手を離して
俯いた先だけが
自分だと信じてもいる

キミは
もっと笑えばいいんだよと僕に笑う

キミに僕は
早まる鼓動を抑えてそっと笑う

この暗い暗い視界で
本当を探しながら
この世界を崩せば
何かあると感じながら


既に終わり、
この指、感触
疾うに交わり
共に落ちてく

既に終わり、
その意思、感覚
疾うに偽り
共に墜ちてく

既に終わり、
あの道、錯覚
疾うに置き去り
共に朽ちてく

既に終わり、
この血に、衝迫
疾うに高鳴り
白になってく

既に終わり